伊豆スカイラインのドライブ・ツーリングガイド|見どころ・通行時期・立ち寄り・宿泊
伊豆スカイラインを車やバイクで走る前に知りたい40.6kmのルート、区間料金、営業時間、ETCXと現金の違い、展望駐車場、給油、伊豆高原・修善寺の宿を公式情報で整理します。

目次
伊豆スカイラインは、熱海峠から天城高原まで伊豆半島の稜線を走る全長40.6kmの有料道路です。
海沿いの国道135号とは違い、標高を上げるほど富士山、駿河湾、相模湾、田方平野の方向へ視界が開く! 展望駐車場も多く、「走る」と「止まって眺める」を組み合わせやすい道です。
料金は区間制で、ETCXも高速道路の一般的なETCとは別の事前登録型サービス。少し複雑に見えるけれど、入口、出口、支払方法の三つを決めれば迷いません。
さて、伊豆高原へ抜ける? 伊東へ下りる? それとも修善寺へ?
下山後の目的地から考えると、走る区間も泊まる場所も自然に決まってきます。
伊豆スカイラインの場所
伊豆スカイラインの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 区間 | 熱海峠〜天城高原 |
| 全長 | 40.6km |
| 全線所要時間 | 約1時間(停車・観光を含まない目安) |
| 道路最高標高 | 玄岳付近 約720m |
| 営業時間 | 通年6:00〜22:00(変更が公示される場合あり) |
| 料金 | 熱海峠〜亀石峠、亀石峠〜冷川、冷川〜天城高原の3区間制 |
| 支払方法 | 現金、回数券、事前登録したETCX |
| 使用不可 | 通常のETC、クレジットカード、電子マネー |
| ETCXの注意 | 冷川料金所での支払いには利用不可 |
| 冬季 | 定例の全面冬季閉鎖ではないが、積雪・凍結等で規制される場合あり |
熱海峠、玄岳、韮山峠、山伏峠、亀石峠、冷川、天城高原など、途中から出入りできる地点があります。必ず全線を走る道路ではありません。
箱根・熱海から伊豆高原へ抜ける? 亀石峠から伊東へ下りる? それとも韮山峠から伊豆の国へ向かう?
旅行全体に合わせて、使う区間を選べます。
区間料金と支払方法
静岡県道路公社が2026年8月21日時点で案内する片道料金は次のとおりです。
| 区間 | 二輪車 | 軽・小型・普通車 | 支払う料金所 |
|---|---|---|---|
| 熱海峠〜亀石峠 | 350円 | 500円 | 熱海峠料金所 |
| 亀石峠〜冷川 | 350円 | 500円 | 亀石峠料金所 |
| 冷川〜天城高原 | 200円 | 300円 | 天城高原料金所 |
| 3区間合計 | 900円 | 1,300円 | 各区間で支払い |
途中ICを利用する場合や引き返す場合は、通行した区間に応じて料金が変わります。
沿線駐車場でUターンして入口へ戻る場合も、往復区間分の料金が必要です。出発前に静岡県道路公社の料金案内を確認してください。
ETCXは一般のETCではない
ETCXは事前登録型のキャッシュレス決済サービスです。車載器にETCカードを挿しているだけでは使えません。
あらかじめETCX会員登録が必要で、冷川料金所での支払いには利用できない点にも注意しましょう。
クレジットカードや電子マネー、通常のETCは使えません。ETCXを登録していない人は、現金を用意するのが分かりやすい方法です。
二輪はグローブを外して支払う場合もあります。すぐ出せる場所へ、安全に収納しておきましょう。
富士山が見えなくても、景色は面白い!
伊豆スカイラインでは、方向を変えながら富士山、駿河湾、相模湾、田方平野を望めることがあります。
ただし、富士山は雲や霞に隠れやすく、海も天候によって見え方が大きく変わります。
「富士山を見るためだけ」の旅行にせず、稜線そのものを楽しむつもりで走ってみましょう。
稜線のカーブ、伊豆の山並み、駿河湾側と相模湾側で変わる光。走る向きと時間で、同じ道でも印象が変わります!
富士山が見えたら追加のご褒美。展望地では路肩へ無理に止めず、道路公社が案内する駐車場を使ってください。

北から南へ、展望駐車場を選ぶ
熱海峠料金所周辺
北側の入口で、標高は635m。料金所手前の駐車場には無人観光案内所があり、伊豆半島・箱根方面のパンフレットを入手できます。
箱根や熱海から入るなら、ここでルートと下山先を再確認しましょう。
熱海峠から約5kmの区間には、滝知山駐車場と滝知山園地があります。
相模湾側と山並みを眺める候補ですが、視界は天候次第。駐車区画へ入ってから安全に撮影しましょう。
玄岳IC周辺
玄岳付近は道路最高標高の約720m。玄岳駐車場と展望デッキ、西丹那駐車場、池の向駐車場などが続きます。
快晴なら、富士山、駿河湾、田方平野方向へ視界が開く! 伊豆スカイラインを代表する区間です。
すべての駐車場へ入ろうとすると、短い距離で出入りが続きます。北から走るなら滝知山と西丹那、南からなら池の向と玄岳など、二つ程度に絞る方が落ち着いて停車できます。
韮山峠IC
韮山峠ICから世界遺産・韮山反射炉までは、道路公社の案内で車約20分。
伊豆の国側へ下り、歴史観光や温泉を組み合わせたい人に向きます。全線を走らず、景観区間と韮山観光を一日にまとめるのも面白いプランです!
亀石峠料金所
伊豆スカイラインの中間にあり、伊東市宇佐美方面と伊豆の国市大仁方面へ下りやすい地点です。時間が限られるなら、熱海峠〜亀石峠だけ走り、伊東または修善寺方面へ向かう旅程も現実的です。
周辺にはスカイポート亀石駐車場、巣雲山駐車場、池の洞駐車場などがあります。休憩施設の営業状況やトイレを使えるかは、出発前に最新の公式情報で確認しましょう。
冷川料金所〜天城高原
冷川から南は、伊豆高原・東海岸へ抜けたい人向けです。
天城高原料金所は熱海峠から40.6km、停車なしで約1時間の終点。ここから伊豆高原を経て国道135号へ接続できます。
冷川料金所ではETCXを使えません。中伊豆側から冷川へ入り、天城高原へ向かうなら、すぐ出せる現金を用意しておきましょう。
営業時間と冬の通行
伊豆スカイラインの供用時間は通年6:00〜22:00です。ただし、道路公社の公示により時間が変わる場合があります。
夜は動物、霧、凍結、見通しの悪いカーブへの注意が増えます。初めてなら、明るい時間に走り終える計画がおすすめです。
定例の冬季全面閉鎖はありませんが、積雪・凍結・事故・工事等で規制される可能性があります。
富士山が見えやすい季節でも、冬の山道を安易には勧められません。出発当日に静岡県道路公社の通行規制情報を確認し、不安があれば海沿い・中伊豆の一般道へ切り替えましょう。
おすすめの季節
- 春:新緑と穏やかな気候を狙いやすく、伊豆高原の観光と組み合わせやすい時期です。霞で富士山が見えにくい日もあります。
- 初夏:緑が濃く、海と山の色の対比が鮮やか!梅雨の霧や雨に備えて、時間には余裕を持ちましょう。
- 秋:空気が澄み始め、ツーリング・ドライブの本命。連休なら朝から動くと、景色をゆっくり楽しめます。
- 冬:富士山方向の眺望を期待しやすい日もあります。ただし凍結・積雪リスクを最優先に考えましょう。
風が強い日は体感温度が下がり、二輪は横風の影響も受けます。海沿いの予報だけでなく、標高700m前後の気温も考えて上着を選びましょう。
駐車場・トイレ・ガソリン
沿線には複数の展望駐車場がありますが、道路内にガソリンスタンドはありません。
熱海・函南・三島・伊豆の国・伊東など、入る前の市街地で給油しておくと安心です。入口までと下山後の距離も含めて残量を考えましょう。
トイレは料金所周辺や休憩施設の情報を確認しましょう。海沿いの道の駅を出発前か下山後の休憩にすると、予定を組みやすくなります。
西側なら道の駅 伊豆のへそ、東側なら伊東・伊豆高原側の施設が候補です。展望駐車場すべてにあるとは考えず、入口前に済ませましょう。
駐車場から車線へ戻る時は、走行車との速度差に注意してください。
写真を撮った後に逆方向へ戻ると、往復区間分の料金が必要になることも。停車地は進行方向に沿って選ぶ方が安全で、料金も分かりやすくなります。
周辺観光の選び方
韮山反射炉
韮山峠ICから車約20分。伊豆の国側へ下りる旅程で、山岳道路の景色と歴史観光を組み合わせられます。
2026年8月22日確認時点の個人観覧料は、一般(高校生以上)500円、小・中学生50円です。稜線の景色から世界遺産へ舞台を切り替える半日、ちょっと面白そうでは?
道の駅 伊豆のへそ
伊豆の国側で休憩、買い物、トイレをまとめやすい拠点です。亀石峠や韮山峠から西へ下り、修善寺・中伊豆方面へ向かう途中に組み込んでみては?
伊豆高原
天城高原から南東へ下り、温泉宿、美術館、レジャー施設、海岸景観を組み合わせやすいエリアです。家族・カップルの一泊先を選びやすく、翌日に東伊豆や下田方面へ進めます。
熱海・箱根
北側から入る前後に組み合わせられます。熱海観光をした後に午後から全線を走ると、伊豆高原への到着が遅くなりやすいため、熱海に泊まって翌朝走るか、亀石峠までに区間を絞る案があります。
巣雲山
冷川寄りの駐車場から徒歩で山頂へ向かう候補です。
道路公社は駐車場から山頂まで往復約20分と案内しています。天候、足元、靴を見て、歩きにくければ無理をしないでください。
途中と下山後のグルメ
伊豆スカイライン内は飲食の選択肢が限られます。確実に食べたいなら、亀石峠周辺の営業状況を確認し、下山後に伊豆の国・伊東・伊豆高原で味わう予定を組みましょう!
西側なら「伊豆・村の駅 伊豆のへそ店」周辺で、地元野菜、海産物、わさび、いちごスイーツなどを選べます。
東側なら伊東・伊豆高原で海鮮、金目鯛、カフェを探しやすくなります。遅い昼食でも入れる第二候補を持つと、道中を急がずに済みます。
ドライブ旅行におすすめの宿3選
アンダリゾート伊豆高原
天城高原側へ全線を走り、伊豆高原で家族やカップルの滞在を楽しみたい人の候補です。公式アクセスでは、伊豆スカイライン経由の案内と専用駐車場を掲載しています。
翌日は海沿いへ? それとも伊豆高原でゆっくり? レジャーと宿泊を一緒に楽しみたい旅に向きます。
赤沢温泉ホテル
伊豆高原からさらに東海岸側へ進み、温泉を主目的にしたい人向け。公式案内では、ホテル無料駐車場約70台、温泉館約160台を掲載しています。
伊豆スカイライン天城高原経由のアクセスも案内され、走ったあとは海の近くで温泉を楽しめます。
ホテルハーヴェスト天城高原
天城高原料金所から近い高原側で泊まり、翌朝の移動を短くしたい人の候補です。公式資料では、天城料金所から車約10分、温泉大浴場やレストランを案内しています。
高原の静かな夜を過ごしたら、翌朝は伊豆のどちら側へ下りよう? 予約可能なプランと利用条件は公式情報で確認してください。
バイクツーリングにおすすめの宿3選
伊豆川奈 風のぼん
公式に、屋根とシャッター付きのバイク駐車場を明記する小規模宿です。伊東・川奈側へ下り、駐車環境を重視して泊まりたいライダーの候補になります。
全客室に露天風呂があります。人数や販売プランは、公式サイトで確認しましょう。
Lady Blue 伊豆稲取
東伊豆町稲取にあるライダーズヴィラで、女性も泊まりやすい宿を掲げています。伊豆スカイラインを南へ抜け、翌日は東伊豆を走りたい旅に向きます。
天城高原から距離があるため、明るいうちに到着できる時間配分を。駐車設備の詳細は予約時に確認してください。
カントリーハウスホテル アヴォンリー
伊豆高原の宿で、公式アクセス案内に屋根付き駐車場を掲載しています。バイクで利用する場合は、台数を予約時に知らせるよう案内されています。
複数台で泊まるなら、駐車場所を早めに相談しておきましょう。
目的別モデルプラン
箱根・熱海から伊豆高原へ全線走行
朝に熱海峠から入り、滝知山と玄岳周辺の展望駐車場を二つほど選びます。亀石峠で休憩し、天城高原から伊豆高原へ下山!
昼食または早めの夕食を取り、伊豆高原・赤沢温泉周辺に泊まります。全線合計料金と現金を準備しておきましょう。
展望と韮山反射炉を半日で
熱海峠から玄岳・西丹那周辺まで走り、韮山峠ICで下ります。
韮山反射炉を見学し、伊豆の国・修善寺方面に宿泊。全線にこだわらず、富士山方向の展望と歴史観光を一日にまとめるプランです。
伊東・宇佐美から亀石峠を利用
東海岸から亀石峠へ上がり、玄岳方面の展望区間を往復するか熱海峠へ抜けます。
Uターンする場合は往復区間分の料金が必要です。午後に海沿いへ戻るなら、国道135号の渋滞も見込んで早めに下山しましょう。
よくある質問
伊豆スカイラインの全線料金はいくらですか?
2026年8月21日確認時点で、3区間の合計は二輪車900円、軽・小型・普通車1,300円です。
途中利用は区間で変わります。必ず道路公社の現行料金表を確認してください。
ETCは使えますか?
高速道路の通常ETCは使えません。利用できるのは事前登録型のETCXで、冷川料金所では使えない点にも注意が必要です。
現金、回数券、登録済みETCXのいずれかを用意しましょう。
営業時間はありますか?
通年6:00〜22:00です。公示により変更される場合や、災害・事故・工事等で規制される場合があります。
富士山はどの駐車場から見えますか?
玄岳、西丹那、池の向などが、富士山方向の展望候補として道路公社から紹介されています。
ただし見え方は天候次第。富士山が見えない日も、稜線と海の景色を楽しみましょう!
ガソリンスタンドは道路内にありますか?
道路内で給油する計画は立てず、熱海・函南・伊豆の国・伊東など入口前の市街地で済ませましょう。下山後の移動距離まで考え、余裕を持って満タンにしておくと安心です。
入口・支払い・下山先の三つを決めれば迷わない
伊豆スカイラインを楽しむ準備は複雑ではありません。
どの入口から入り、何で料金を支払い、どこへ下りるか。この三つを決め、当日の通行規制を確認すれば、展望駐車場と宿泊地を自然につなげられます。
富士山が見えない日も、稜線道路を走る爽快感と、カーブのたびに海・山の向きが変わる面白さがあります!
全線を走る? 景色のよい区間だけ楽しむ? 下山方向、温泉、駐車設備を比べたら、伊豆旅行にちょうどいい道を選んで出発しましょう!
参考資料・出典
料金・決済・道路情報と宿のバイク案内は2026年8月22日に確認しました。規制、料金、営業時間、決済条件、駐車条件は変わるため、出発前に各公式サイトをご確認ください。
- 静岡県道路公社|伊豆スカイラインのご案内(確認日:2026年8月21日)
- 静岡県道路公社|料金案内(確認日:2026年8月21日)
- 静岡県道路公社|通行規制情報(確認日:2026年8月21日)
- 伊豆川奈 風のぼん|宿・バイク駐車場案内(確認日:2026年8月21日)
- アンダリゾート伊豆高原|アクセス(確認日:2026年8月21日)
- 赤沢温泉郷|アクセス(確認日:2026年8月21日)
- Lady Blue 伊豆稲取|公式サイト(確認日:2026年8月22日)
- カントリーハウスホテル アヴォンリー|アクセス(確認日:2026年8月22日)
- 伊豆の国市|韮山反射炉の見学案内(確認日:2026年8月22日)